これは知っておきたい!カメラの湿気対策!
共有
梅雨の湿度はカメラの大敵!
あっという間に5月も終わり、夏日のような気温になる日もありますね。野外で写真を撮るのに指がかじかむことがなくなったというのが何より嬉しいです。ところで、皆さんは梅雨の準備はできていますか?梅雨だけでなく、夏でも日本は湿度が高くなりますよね。この湿度、実はカメラやレンズにとっては厄介な奴でして・・・どうして湿度が良くないのか、また対策方法などをまとめてみました。
カビは場所を選ばない
最近一眼レフで写真を撮り始めた友人に、どうカメラを保管しているかと聞くとそのままカメラバッグに入れてあると言っていました。そこで、レンズのカビ対策をしているかと聞くと、「レンズにカビって生えるの?」と逆に質問されたのです。私もカメラを購入して間もなくは、レンズとかにカビが生えるなんて知らず、カメラバッグに入れておきっぱなしにしていました。ひょんな事に、私が参加しているfacebookのフォトグラファーグループで結露に気をつけたほうがいいという投稿を読んで、カメラやレンズにカビが生えるということを知ったのです。当たり前なんですが、条件が揃えばカビはどこにでも発生するんですよね。
温度+湿度+汚れ=カビ増殖
カビ菌増殖の条件は、湿度、温度、汚れです。梅雨になると湿度がグッと高くなります。6月から9月にかけての日本の平均湿度は60%以上です。70%以上になる月もあります。(気象庁データ)カビが増殖しやすい湿度は、77%以上ですが、風通しが悪いと部分的に湿度が上がるそうなので、部屋全体の湿度が77%以下であっても気をつけないといけません。カビが発生しやすい気温は、10℃から35℃くらいなので、普通の室内温度の範囲です。カビも生物ですから、何かを栄養にして育ち増殖していきます。私たちの食べ物だけならず、ホコリなども栄養源としているので、カメラやレンズを綺麗に保つことも大切です。
何故カビは厄介なのか
レンズに白く毛細血管のようなものや斑点みたいなのが見えたら、カビです。カビが発生してしまったら、簡単には除去できません。レンズ内でカビが発生すると、レンズを分解してカビ除去となるので、素人では難しいです。そうなると、高いお金を出してプロにクリーニング依頼をしないといけなくなるのです。だから、そうなる前に防カビ対策をしましょう!
ドライボックスでカメラやレンズをカビから守る!
梅雨は必ずやってきます。いかにカビが発生しにくい環境を作るかが重要です。そこで、ドライボックスにカメラやレンズを保管することをオススメします。値段が張るものから、お財布に優しいものまであります。高いものは、コンセントを繋げれば自動除湿してくれるので一々湿度をチェックしたり、乾燥剤を交換しなくて済むという利点があります。安いものだと、乾燥剤を増やしたり減らしたりして湿度調整をする必要性があります。自分で調整をする場合は、湿度が湿度が30%以下にならないように気をつけないといけないようです。何故なら、乾燥すると静電気を発生しやすくなり、静電気のショックでカード読み込みができなくなるトラブルが起こったりするそうです。他には、プラスチック製の部品の寿命が短くなるそうです。
ドライボックスを自分で作ってみよう!
簡易ドライボックスなら、3つの材料で作れるんです!
*レンズとカメラが入る深めのクリアボックスまたはパッキン付きタッパー。(ホームセンターで購入可能)
*カメラ用防カビ・防湿材
*湿度計(100均でも購入可能)
レンズとカメラをまず綺麗に拭いて、なるべくホコリや手垢がないようにしてからボックスに入れます。防湿材と湿度計を入れて、出来上がり!湿度の上がり下がりを毎日チェックしてくださいね。